2023年04月11日

中学で習う動詞と前置詞の組み合わせで作られる熟語<第2回>


どうも個別指導塾フォワードの松下です!
前回に引き続き簡単な動詞と前置詞の絡んだ熟語の一覧です!
今回はG〜Pを掲載しますが、「get」や「make」はやはり熟語が多いですね…。
一回で覚えることはなかなか難しいと思いますが、すべてがとっかかりがないというわけでもありません。
例えば「away」は離れるというニュアンスがあるため「get away」で「逃れる」であったり、「out of」には中から外へ出るイメージがあるため、「get out of hand」で「手に負えなくなる」という意味になります。
また、「get」には「ある状態を得る」という意味があるため訳す際には変化したような意味になることがあります。
こちらも具体例を挙げると「get accustomed to」は「〜に慣れる」ですが、似たような形でbe動詞の場合「be accustomed to」で「〜に慣れている」となります。

この様に各動詞のもともとの性質や前置詞で覚える量を減らすこともできるため覚えにくい時には英語辞書で構成している言葉を調べてみるなどしてみましょう。

それでは今日の一覧です

【get】
・get A to do→Aにしてもらう
・get accustomed to A→〜に慣れる
・get used to A→〜に慣れる
・get away(from)→(から)逃れる
・get down to→本題に入る/仕事に取り掛かる
・get on the stick→仕事に取り掛かる
・get to work→仕事に取り掛かる
・get in A’s way→〜の邪魔をする
・get in touch with→連絡を取る
・get married to→結婚する
・get on A’s nerves→〜の神経にさわる
・get on with→〜と仲良くやる
・get one’s way→自分の思い通りにやる
・get out of hand→手に負えなくなる
・get over→〜から回復する
・get rid of→〜を取り除く
・get the better of→〜を負かす
・get through (with)→(仕事などを)終える
・get to→到着する
・get to do→〜するようになる

【go】
・go about→取り掛かる
・go ahead→さあ、どうぞ
・go in for→〜を好む
・go into effect→(法律などが)実施される
・go off→爆発する
・go on→続く
・go on with→続けて〜する
・go on a strike→ストライキをする
・go on a diet→ダイエットをする
・go over→入念に調べる
・go through→経験する

【keep】
・keep A from B→AがBするのを妨げる
・keep A in mind→心にとどめておく
・keep up with→遅れずについていく
・keep pace with→遅れずについていく
・keep abreast of[with]→遅れずについていく
・keep an eye on→〜から目を離さない
・keep on ~ing→〜し続ける
・keep off→〜を差し控える
・keep in touch with→〜と接触を続ける
・keep off→立ち入らない
・keep to→規則に従う
・keep up A / keep A up→〜を維持する


【make】
・make a difference to→〜取って重要である
・make a face at→〜にしかめつらをする
・make fun of→〜をばかにする
・make a fool of→〜を馬鹿にする
・make a point of ~ing→〜することにしている
・make an end to→終わる
・make amends for→埋め合わせをする
・make up for→埋め合わせをする
・make good on→〜を埋め合わせをする
・make do with→〜で間に合わす
・make for →役に立つ
・make friends with→〜と友達になる
・make use of→〜を利用する
・make much of →〜を重視する
・make light[little]of→〜を軽視する
・make off→急いで逃げる
・make out→〜を理解する
・make progress in[with]→〜することにおいて進歩する
・make room for→席を譲る、場所を開ける
・make sure of→〜を確かめる
・make up / make A up→Aをでっちあげる
・make way for→道を開ける

【put】
・put A into effect→(法律などが)実施される
・put A into practice→実行する
・put A through to B→Aの電話をBにつなぐ
・put an end to→終わる
・put aside→Aを取っておく
・put by→取っておく
・put away→片づける
・put down / put A down→書き留める
・put forward→提出する
・put off→延期する
・put on→身に着ける
・put on airs→気取る
・put on weight→太る
・put out / put A out→〜を消す
・put up (at A)→(Aに)泊まる
・put up with→我慢する


次回は残り全てを掲載していきます!

それでは!
タグ:英語
posted by 松下勇太 at 17:00| Comment(0) | 英語

2023年04月10日

中学で習う動詞と前置詞の組み合わせで作られる熟語<第1回>


こんにちは。個別指導塾フォワードの松下です。
本日は「中学で習う動詞と前置詞の組み合わせで作られる熟語」を紹介していきます。
例えば「bring about」や「come to」などがそれにあたりますが、これらは動詞や前置詞の意味から想像しにくいものが多く、ある程度丸覚えが必要な部分でもあるためご紹介する一覧を使って暗記していただければと思います。
今回の一覧は特に英検を受験する生徒さんや早稲田大学人間科学部を受験される生徒さんには直接使えるものとなっておりますので、ご活用いただければ幸いです。

今日はB〜Cの単語をピックアップしたいと思います。なお、各熟語には別の意味があることもありますが、受験で出題されやすいものを一覧にしております。

【break】
・break down→故障する
・break in (on A)→(Aに)割り込む
・break out→勃発する
・break up→(会議が)散会する
・break into→押し入る
・break off→(関係などを)断つ、(交渉などを)打ち切る
・break one’s word→約束を破る
・break one’s promise→約束を破る

【bring】
・bring A home to B →AのことをBにしみじみわからせる
・bring out(bring A out)→出版する
・bring A to B→AをBに連れてくる
・bring A to the light→Aを明るみに出す
・bring A into effect→Aを実施する
・bring about→Aを引き起こす
・bring up→育てる

【call】
・call on→(人を)を訪問する
・call at→(場所)を訪問する
・call A back / call back A→Aに折り返し電話する
・call for→要求する
・call off→中止する
・call up→電話する

【come】
・come about→起こる
・come to pass→
・come across→見つける、出くわす
・come to→正気を取り戻す
・come around→正気を取り戻す
・come to one’s senses→正気を取り戻す
・come by→手に入れる
・come down with→病気にかかる
・come home to→しみじみわかる
・come into effect→実施される
・come of age→成人に達する
・come out→出版される
・come to an end→終わる
・come to do→〜するようになる
・come to light→明るみに出る
・come to like→好きになる
・come to terms with→(困難や病気を)受け入れる
・come to the point→要点に触れる
・come true→実現する
・come up to→(期待などに)応える
・come up with→思いつく

今回はここまでです!第2回ではG〜Pまでを取り上げたいと思います!

それではまた!
タグ:英語
posted by 松下勇太 at 14:22| Comment(0) | 英語

2023年04月06日

受験に出る!藤原氏一覧!


皆さんこんにちは!個別指導塾フォワードの松下です。
本日はいつも解説している明治時代を離れて特定の内容にスポットを当てて話をしていきたいと思います。
今日扱うのは「藤原氏」。日本史を勉強している皆さんなら一度は感じたことがあるでしょう…

「藤原氏の数がめっちゃ多い!」

そうなんです。日本史でも藤原氏は奈良・平安時代を中心に多数出てきますが、名前が似ていて誰が何をしたのか頭の中が整理できないということがかなりあると思います。
今日はそんな藤原氏の中でも受験で出る人物をピックアップしました。
私自身書いていて「こんなにいるのか…」と途方に暮れる気持ちになりましたが、受験生の皆さんはこの一覧を使って、だれが何をしたのかわからなくなったら確認していただければと思います。


・藤原不比等…平城京遷都に尽力。養老律令の編纂の中心者。
・藤原宮子…不比等の娘。文武天皇の夫人となり、聖武天皇を生む。
・藤原四子…藤原不比等の4人の子供。長屋王を自殺に追い込んだ。
・藤原宇合…藤原式家の祖。蝦夷の征討なども行う。
・藤原武智麻呂…藤原南家の祖。
・藤原麻呂…京家の祖。京家という名は麻呂の左京職大夫からきている。
・藤原房前…北家の祖。北家という名称は房前の邸宅の位置に由来している。
・藤原広嗣…九州で挙兵した人物。橘諸兄の採用した吉備真備・玄ムを除こうとした。
・藤原仲麻呂…光明皇后の信任を得て紫微中台の長官に任じられた。道鏡を除こうとして反乱を起こすが敗死
・藤原百川…宇合の子供で道鏡の後に活躍した人物。
・藤原種継…長岡京の造営の責任者。
・藤原薬子…平城太上天皇と嵯峨天皇の対立の際に敗れ、自殺した人物。
・藤原冬嗣…薬子の変の後、蔵人頭に任じられた人物。勧学院を設置し、娘の順子を正良親王の妃とした
・藤原良房…冬嗣の子。外戚として権力を握り、応天門の変を処理し、藤原氏で正式な摂政になった人物。
・藤原順子…冬嗣の子。藤原良房の妹。子供が即位し文徳天皇となる。
・藤原明子…良房の子。清和天皇を生む。
・藤原基経…阿衡の紛議以降に藤原氏で正式な関白となった人物。
・藤原時平…菅原道真を讒言により大宰府に左遷した人物。延喜の荘園整理令・延喜格式・古今和歌集などの編集を行う
・藤原忠平…延喜式を撰す。
・藤原実頼…安和の変で源高明を配流ことに加担した人物。
・藤原佐理…三蹟の一人。代表作は『離洛帖』
・藤原行成…三蹟の一人。日記の『権記』が有名。所としては『白氏詩巻』『蓬来切』などがある。
・藤原兼家…娘の詮子が一条天皇を生み太政大臣になった。
・藤原実資…『小右記』の作者。『小右記』は『小野宮右大臣日記』の略。有名な道長の「望月の…」の歌などを収録。
・藤原道隆…娘が定子。
・藤原伊周…道長と政権を争って負けた人物。
・藤原詮子…円融天皇の女御。一条天皇の母親。
・藤原道長…一条天皇・三条天皇・後一条天皇・後朱雀天皇に娘を嫁がせ藤原氏全盛期を築いた人物。
・藤原頼道…道長の子。後一条・後朱雀・後冷泉の三代の摂政関白になる。
・藤原彰子…道長の娘。一条天皇の妃となる。
・藤原妍子…道長の娘。三条天皇の妃となる。
・藤原威子…道長の娘。ご一条天皇の妃となる。
・藤原嬉子…道長の娘。後朱雀天皇の妃となる。
・藤原元命…尾張国守。重税と不当な税の徴収を行い軍事や有力農民から罷免嘆願書を提出され、解任された
・藤原秀郷…平将門の乱を平貞盛と協力して平定。
・藤原純友…任期が終わったあと帰京せず、瀬戸内海の海賊の棟梁となり日振島を根拠として939年に乱をおこし、大宰府を焼いた。小野好古と源経基に平定された。
・藤原隆家…伊周とともに道長と権力を争い左遷されたがのちに大宰権帥となり刀伊の入寇を平定する
・藤原公任…和漢朗詠集や拾遺和歌集を撰した人物
・藤原清衡…後三年合戦の際に源義家に協力し、安倍・清原両氏の支配地を継承し、奥州藤原氏の基礎を築く。中尊寺金色堂なども建立。
・藤原基衡…清衡の子。毛越寺を建立した。
・藤原秀衡…奥州藤原氏最盛期を作り、頼朝に対抗。義経を保護した。
・藤原泰衡…頼朝の脅しに屈し、義経を殺害したがのちに鎌倉の武士に攻められ奥州藤原氏として滅ぼされた。
・藤原忠通…父親の藤原忠実と対立し、保元の乱では後白河天皇につく。
・藤原頼長…忠通の弟。保元の乱の際には崇徳上皇方に参加。敗れて伊豆大島に流罪となる。
・藤原通憲…後白河天皇の側近。保元の乱後清盛と権勢をふるうが平治の乱で自害する。出家後の法名は「信西」
・藤原信頼…後白河天皇に重用されたが、藤原通憲と勢力争いをした結果、源義朝と平治の乱を起こす。
・藤原成親…鹿ケ谷の陰謀で配流になりまもなく殺された。
・藤原兼実…九条兼実。玉葉を著した人物。
・藤原頼経…九条頼経ともいう。初の摂家将軍となった人物。
・藤原俊成…鎌倉時代の人物。千載和歌集を撰し、幽玄美を作り出すという歌風を築いた。
・藤原定家…鎌倉時代の人物。新古今和歌集の撰集をした人物。
・藤原頼信…鎌倉時代の人物。似絵の名手。源頼朝像(伝)などを描いた人物。
・藤原惺窩…江戸時代の儒学者。家康に乞われて講義を行ったが、仕官は弟子の林羅山に譲った。

見たことがある人から聞いたこともない人までいたと思いますが、ここに載せなかった藤原氏ももちろん存在します。ただ、受験では上記だけ覚えておけばかなり網羅できるため暗記しきれないまでも眺めておいて少なくとも「初めて聞いた」がないように幅広く知っておきましょう。
posted by 松下勇太 at 21:19| Comment(0) | 日本史