2023年04月06日

受験に出る!藤原氏一覧!


皆さんこんにちは!個別指導塾フォワードの松下です。
本日はいつも解説している明治時代を離れて特定の内容にスポットを当てて話をしていきたいと思います。
今日扱うのは「藤原氏」。日本史を勉強している皆さんなら一度は感じたことがあるでしょう…

「藤原氏の数がめっちゃ多い!」

そうなんです。日本史でも藤原氏は奈良・平安時代を中心に多数出てきますが、名前が似ていて誰が何をしたのか頭の中が整理できないということがかなりあると思います。
今日はそんな藤原氏の中でも受験で出る人物をピックアップしました。
私自身書いていて「こんなにいるのか…」と途方に暮れる気持ちになりましたが、受験生の皆さんはこの一覧を使って、だれが何をしたのかわからなくなったら確認していただければと思います。


・藤原不比等…平城京遷都に尽力。養老律令の編纂の中心者。
・藤原宮子…不比等の娘。文武天皇の夫人となり、聖武天皇を生む。
・藤原四子…藤原不比等の4人の子供。長屋王を自殺に追い込んだ。
・藤原宇合…藤原式家の祖。蝦夷の征討なども行う。
・藤原武智麻呂…藤原南家の祖。
・藤原麻呂…京家の祖。京家という名は麻呂の左京職大夫からきている。
・藤原房前…北家の祖。北家という名称は房前の邸宅の位置に由来している。
・藤原広嗣…九州で挙兵した人物。橘諸兄の採用した吉備真備・玄ムを除こうとした。
・藤原仲麻呂…光明皇后の信任を得て紫微中台の長官に任じられた。道鏡を除こうとして反乱を起こすが敗死
・藤原百川…宇合の子供で道鏡の後に活躍した人物。
・藤原種継…長岡京の造営の責任者。
・藤原薬子…平城太上天皇と嵯峨天皇の対立の際に敗れ、自殺した人物。
・藤原冬嗣…薬子の変の後、蔵人頭に任じられた人物。勧学院を設置し、娘の順子を正良親王の妃とした
・藤原良房…冬嗣の子。外戚として権力を握り、応天門の変を処理し、藤原氏で正式な摂政になった人物。
・藤原順子…冬嗣の子。藤原良房の妹。子供が即位し文徳天皇となる。
・藤原明子…良房の子。清和天皇を生む。
・藤原基経…阿衡の紛議以降に藤原氏で正式な関白となった人物。
・藤原時平…菅原道真を讒言により大宰府に左遷した人物。延喜の荘園整理令・延喜格式・古今和歌集などの編集を行う
・藤原忠平…延喜式を撰す。
・藤原実頼…安和の変で源高明を配流ことに加担した人物。
・藤原佐理…三蹟の一人。代表作は『離洛帖』
・藤原行成…三蹟の一人。日記の『権記』が有名。所としては『白氏詩巻』『蓬来切』などがある。
・藤原兼家…娘の詮子が一条天皇を生み太政大臣になった。
・藤原実資…『小右記』の作者。『小右記』は『小野宮右大臣日記』の略。有名な道長の「望月の…」の歌などを収録。
・藤原道隆…娘が定子。
・藤原伊周…道長と政権を争って負けた人物。
・藤原詮子…円融天皇の女御。一条天皇の母親。
・藤原道長…一条天皇・三条天皇・後一条天皇・後朱雀天皇に娘を嫁がせ藤原氏全盛期を築いた人物。
・藤原頼道…道長の子。後一条・後朱雀・後冷泉の三代の摂政関白になる。
・藤原彰子…道長の娘。一条天皇の妃となる。
・藤原妍子…道長の娘。三条天皇の妃となる。
・藤原威子…道長の娘。ご一条天皇の妃となる。
・藤原嬉子…道長の娘。後朱雀天皇の妃となる。
・藤原元命…尾張国守。重税と不当な税の徴収を行い軍事や有力農民から罷免嘆願書を提出され、解任された
・藤原秀郷…平将門の乱を平貞盛と協力して平定。
・藤原純友…任期が終わったあと帰京せず、瀬戸内海の海賊の棟梁となり日振島を根拠として939年に乱をおこし、大宰府を焼いた。小野好古と源経基に平定された。
・藤原隆家…伊周とともに道長と権力を争い左遷されたがのちに大宰権帥となり刀伊の入寇を平定する
・藤原公任…和漢朗詠集や拾遺和歌集を撰した人物
・藤原清衡…後三年合戦の際に源義家に協力し、安倍・清原両氏の支配地を継承し、奥州藤原氏の基礎を築く。中尊寺金色堂なども建立。
・藤原基衡…清衡の子。毛越寺を建立した。
・藤原秀衡…奥州藤原氏最盛期を作り、頼朝に対抗。義経を保護した。
・藤原泰衡…頼朝の脅しに屈し、義経を殺害したがのちに鎌倉の武士に攻められ奥州藤原氏として滅ぼされた。
・藤原忠通…父親の藤原忠実と対立し、保元の乱では後白河天皇につく。
・藤原頼長…忠通の弟。保元の乱の際には崇徳上皇方に参加。敗れて伊豆大島に流罪となる。
・藤原通憲…後白河天皇の側近。保元の乱後清盛と権勢をふるうが平治の乱で自害する。出家後の法名は「信西」
・藤原信頼…後白河天皇に重用されたが、藤原通憲と勢力争いをした結果、源義朝と平治の乱を起こす。
・藤原成親…鹿ケ谷の陰謀で配流になりまもなく殺された。
・藤原兼実…九条兼実。玉葉を著した人物。
・藤原頼経…九条頼経ともいう。初の摂家将軍となった人物。
・藤原俊成…鎌倉時代の人物。千載和歌集を撰し、幽玄美を作り出すという歌風を築いた。
・藤原定家…鎌倉時代の人物。新古今和歌集の撰集をした人物。
・藤原頼信…鎌倉時代の人物。似絵の名手。源頼朝像(伝)などを描いた人物。
・藤原惺窩…江戸時代の儒学者。家康に乞われて講義を行ったが、仕官は弟子の林羅山に譲った。

見たことがある人から聞いたこともない人までいたと思いますが、ここに載せなかった藤原氏ももちろん存在します。ただ、受験では上記だけ覚えておけばかなり網羅できるため暗記しきれないまでも眺めておいて少なくとも「初めて聞いた」がないように幅広く知っておきましょう。
posted by 松下勇太 at 21:19| Comment(0) | 日本史

2023年04月05日

来年が50周年の倍数に当たる出来事一覧。

前回に続き、来年が周年にあたる出来事を記載しておきます。

624年…蘇我馬子、天皇に葛城県を請い許されず(来年が1400周年)
724年…長屋王が左大臣に就任(来年が1300周年)
724年…藤原宇合が蝦夷平定。(来年が1300周年)
724年…多賀城を築造(来年が1300周年)
974年…尾張国の百姓の訴えで国司藤原連貞を解任(来年が1050周年)
974年…『蜻蛉日記』の最後の記事の時期(来年が1050周年)
1124年…良忍、融通念仏を説く(来年が900周年)
1224年…北条泰時が執権に就任(来年が800周年)
1224年…親鸞が浄土真宗をひらく(来年が800周年)
1274年…元寇(文永の役)(来年が750周年)
1274年…身延山久遠寺建立・一遍が時宗をひらく(来年が750周年)
1324年…大徳寺建立(来年が700周年)
1374年…観阿弥・世阿弥が猿楽を新熊野神社で上演(来年が650周年)
1474年…一休宗純が大徳寺住持に就任(来年が550周年)
1574年…織田信長が伊勢長島の一向一揆を平定(来年が450周年)
1574年…織田信長が狩野永徳の「洛中洛外図屏風」を上杉謙信に贈る(来年が450周年)
1624年…スペイン船の来航禁止(来年が400周年)
1674年…関孝和が『発微算法』刊行(来年が350周年)
1724年…大名・旗本に倹約令(来年が300周年)
1724年…懐徳堂設立(来年が300周年)
1774年…前野良沢・杉田玄白・中川淳庵ら『解体新書』を刊行(来年が250周年)
1774年…本木良永ら『天地二球用法』(来年が250周年)
1824年…シーボルト鳴滝塾を設立(来年が200周年)
1874年…愛国公党を結成(来年が150周年)
1874年…東京警視庁設置(来年が150周年)
1874年…民撰議院設立建白書を提出(来年が150周年)
1874年…佐賀の乱(来年が150周年)
1874年…板垣・片岡ら立志社結成(来年が150周年)
1874年…西郷従道ら台湾出兵(来年が150周年)
1874年…屯田兵制度設置(来年が150周年)
1874年…明六雑誌創刊(来年が150周年)
1924年…第二次護憲運動(来年が100周年)
1924年…護憲三派内閣(来年が100周年)
1924年…婦人参政権獲得期成同盟会(来年が100周年)
1924年…築地小劇場開場(新劇運動の中心)(来年が100周年)
1924年…「文芸戦線」創刊(来年が100周年)
1924年…中国で第一次国共合作(来年が100周年)
1974年…衆議院法務委員会、田中首相の金脈問題追及(来年が50周年)
1974年…高度経済成長時代終わる(来年が50周年)
1974年…佐藤栄作元首相がノーベル平和賞受賞(来年が50周年)

太字は重要な内容です。2023年や2022年よりは重要な内容が少ないですが、「時宗」「浄土真宗」が開かれた周年であるため仏教史は出しやすく、「愛国公党」「第二次護憲運動」などが含まれるため各民権運動の流れは押さえておく必要があります。

次回もまた周年関連のお話をさせて頂きます。
posted by 松下勇太 at 15:51| Comment(0) | 日本史

2023年04月02日

今年が50周年の倍数に当たる出来事一覧。


個別指導塾フォワードの松下です。
本日も大学受験向けの日本史のお話をしていこうと思います。

日本史の受験勉強をしていて多くの生徒さんが感じていることが「日本史がどこまでやっても終わらない!」といったことだと思います。特にスタートしたての時は何をどう手を付けていいか、どこまで覚えればいいのかわからず大海に手漕ぎボートで漕ぎ出すような不安感にさいなまれることと思います。日本史では特に頻出の時代などもあり、ある程度力の入れ方をコントロールする必要があるのですが、その話は今度に回すとして今日は周年的な出来事についてご説明させていただきます。
大学入試で狙われやすい題材の一つとして受験の年、もしくは、受験の年の前年(つまり大学が問題を作っていた年)に周年を迎えていた出来事などが出題されることがあります。もちろん、「何十周年なので出します」とは大学側は宣言したりはしませんが、周年の内容が多くの大学で出されたりすることはあるため今年はどういった出来事が記念に当たるか把握しておくことも重要です。

さて、それでは2023年である今年が周年となる出来事ですが、怖いのはやはり100年刻みなどが狙われやすく、以下に一覧にしました。一応、50年単位で出ることもあるため少し細かめですが参考にしていただければ幸いです。

673年…大海人皇子が即位、天武天皇となる(今年が1350周年)
723年…三世一身の法(今年が1300周年)
1223年…新補率法を定める(今年が800周年)
1223年…諸国に大田文を作らせる(今年が800周年)
1523年…寧波の乱(今年が500周年)
1573年…室町幕府滅亡(今年が450周年)
1623年…イギリスが平戸商館を閉鎖して退去(今年が400周年)
1673年…文地制限令(今年が350周年)
1773年…飛騨百姓一揆(大原騒動)(今年が250周年)
1823年…シーボルトが長崎に来航(今年が200周年)
1873年…徴兵令(今年が150周年)
1873年…明治六年の政変(今年が150周年)
1873年…内務省設置(今年が150周年)
1873年…秩禄奉還の法(今年が150周年)
1873年…地租改正条例(今年が150周年)
1873年…明六社結成(今年が150周年)
1923年…関東大震災(今年が100周年)
1923年…虎の門事件(今年が100周年)
1923年…第2次山本権兵衛内閣成立(今年が100周年)
1923年…亀戸事件・甘粕事件(今年が100周年)
1923年…横山大観「生々流転」(今年が100周年)
1973年…変動為替相場制に移行(今年が50周年)
1973年…水俣病訴訟原告勝利(今年が50周年)
1973年…第一次石油危機(今年が50周年)
1973年…日ソ共同宣言(今年が50周年)
1973年…第4次中東戦争(今年が50周年)

太字の部分はすべて重要ですが、特に「明治六年の政変」「第一次石油危機」などは出来事の前後関係を含めて暗記しておきましょう。また、関東大震災から亀戸事件・甘粕事件までは山本権兵衛内閣の成立含めて関東大震災絡みのため、流れを含めて記述としても出題しやすいため個々を暗記するよりもつなげて覚えておくことが重要です。

どこから手を付けていいかわからない日本史もこの様にちょっとした山をはれる内容や大学が好む内容があるためそれらを把握して対策を進めていきましょう。
次回は受験の年(2024年)が周年の出来事をまとめますので併せて読んでください!
posted by 松下勇太 at 18:42| Comment(0) | 日本史