2023年04月18日

江戸時代の文化史<抜き打ちテスト>


どうも!個別指導塾フォワードの松下です!
今日も日本史のお話をしていきましょう!
今日は江戸の文化史です。その中でも書物と作者に焦点を当ててお話をしていきましょう!
以前にも書きましたが江戸の文化史は文化史の中でも優先順位が高い内容です!
文化史は苦手としている生徒さんも多いですがまずは頻出の内容からきっちりと抑えていきましょう!

それでは問題です!


〇以下の語群A・Bから著作・人物・説明それぞれを正しい組み合わせ


◆語群A
ア、林羅山 イ、新井白石 ウ、山鹿素行 エ、貝原益軒 オ、稲生若水 カ、宮崎安貞 キ、吉田光由
ク、関孝和 ケ、安井算哲 コ、契沖 サ、北村季吟


◆語群B
@『貞享暦』→日本人が作成した最初の暦
A『発微算法』→和算の頂点。計算手順を紙に書き写した筆算代数学を開始
B『大和本草』→薬学の事典
C『源氏物語湖月抄』→源氏物語の注釈書
D『読史余論』→独自の時代区分、九変五変論を唱えた
E『庶物類纂』→植物・動物・鉱物の事典
F『武家事記』→歴史書・武家故実書
G『本朝通鑑』→幕府の命令で編纂した古代〜近世までの歴史書
H『塵却記』→和算の入門書。
I『万葉代匠記』→万葉集の注釈書
J『農業全書』→作物の栽培方法・農業技術を記す

いかがでしょうか?有名な文献とその説明を載せましたが作者が混ざりやすい部分でもあります。またもしわからなくても下の解答を確認してからもう一度解いてみるとより効果が出ると思います!

それでは解答です!




◆解答
ア、林羅山…G『本朝通鑑』→幕府の命令で編纂した古代〜近世までの歴史書
イ、新井白石…D『読史余論』→独自の時代区分、九変五変論を唱えた
ウ、山鹿素行…F『武家事記』→歴史書・武家故実書
エ、貝原益軒…B『大和本草』→薬学の事典
オ、稲生若水…E『庶物類纂』→植物・動物・鉱物の事典
カ、宮崎安貞…J『農業全書』→作物の栽培方法・農業技術を記す
キ、吉田光由…H『塵却記』→和算の入門書。
ク、関孝和…A『発微算法』→和算の頂点。計算手順を紙に書き写した筆算代数学を開始
ケ、安井算哲…@『貞享暦』→日本人が作成した最初の暦。
コ、契沖…I『万葉代匠記』→万葉集の注釈書
サ、北村季吟…C『源氏物語湖月抄』→源氏物語の注釈書

特によく出るのは林羅山や新井白石の書物ですね。宮崎安貞どもよく見かけると思います。
今の朝の連続テレビ小説が牧野富太郎博士がモデルのため、江戸時代の本草学の貝原益軒や稲生若水も出題されるかもしれません。どうしても一つ一つの知識がバラバラになりやすい文化史ですが、内容をセットで覚えるなどして奥行きをもって理解しておくとより学習が進むと思います。
次もまた、江戸の文化史を扱いたいと思います!

それでは!
posted by 松下勇太 at 16:55| Comment(0) | 日本史